大きく翼を広げた日

『何か足りない』

そんな感覚を持っていた
物質的なことではない、自分の精神的なもの
どこか欠けている球のような
どんな状態であっても完璧で無敵な存在なことは
頭ではわかっているけれど、自分の中でまだ何かが足りていない
それをずっと探している日々が続いていた

繰り返し自分に起こってくる問題を
ついに向き合うことにした時
手から大きな光の球が出てきた
それはどんどん大きくなり両手で持つことにした
太陽みたいに眩しい光の大きな大きな球
それは私に与えられていたギフトらしかった
口から飲み込んでしまいなさいと言われ飲み込んでみる
心の中に大きな太陽がすっぽり入った
すごくあたたかい

うーんと手を伸ばしたくなり思い切り伸ばしてみる
手だと思っていたものは大きな翼だった
この一年ほど感覚的にずっと左腕が痺れていたのだけど
その大きな翼を縮めて小さく小さく隠していたからだった
もう大きく伸ばしても大丈夫
もう隠さなくて大丈夫
そう思えた

そして
心に流れ込む鮮烈な想い
『全てだった 私は全てだった
 全てが愛で 私が愛だった』
どうしてこれを忘れていられたのだろう
こんなに大切なことを忘れていたなんて
そこには全てと溶け合っている自分がいた
もう全てが自分
境界はどこにもない
欠けている自分はもういない
私は大きな翼を広げて生きていく


P・S
「この大きな翼であなたをあたためにいくね」

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